Dream Japan


"Yuru Ken" - "ゆるけん" (ゆるいこと研究所)

Vol.37:"The Rise of ..."Nippon Walker" - "Nipponウォーカーの夜明け"

(2020/01/05)

・ The Rise of Skywalker - Official Teaser


ついに、ファン待望のエピソード9、Star Warsの最新作、"The Rise of Skywalker"(スカイウォーカーの夜明け)が2019年12月20日に日本でも上映された!

最初のシリーズ3部作、4、5、6の主役ルーク・スカイウィーカー(演マーク・ハミル)、レイア姫(故キャリー・フィッシャー)、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)らのうち、劇中で死を遂げたハン・ソロ、また、実際に他界されたキャリーの演じたレイア姫が実写撮影は出来ず、過去の映像を活用するという状態で、マーク演じるルーク・スカイウォーカーも一体、どのように出てくるのか?注目されたがルークはどうやら、マスター・ルーク(ルーク師匠)として、"フォース・ゴースト(Force Ghost)"=ファントム(幻影)として出演する事になったようだ。

新たな7、8、9の3部作の主人公、レイはガラクタ拾いをしていた孤児で、女性。姓名の姓(Last Name)すらないが、”清廉さ”がある人物だ。1977年の公開時には考えられない設定の中、42年の9部作に渡る壮大なスペース・オペラの最終章となった。

原作者ジョージ・ルーカスの手を離れ、買収したディズニー社とルーカス・フィルム新CEOキャスリーン・ケネディ、J・J・エイブラムス監督がどういったストーリー展開を見せるか?が注目された。

もっとも、ルーカスの当初のシナリオでは、マイクロ・バイオウム(microbiome )という微生態系、ミディ・クロリアン(midi-chlorians)がホイルス(Whills),つまりはフォース(Force)を媒介するという世界を描きたかったようだが、ディズニーはより万人ウケする方向へ軌道修正した。

つまりは、家族、父と子、母と子、そして仲間間の協力、諦めない心、鍛錬し、信じる心をフォースを通じて描くという基本姿勢に立ち返った作品とも言える。

1、2、3の3部作では、特別に"強いフォース"を持った少年、アナキンがシスの帝国の皇帝、ダース・シディアスと化した銀河系元老院議員シーヴ・パルパティーンに魂を売り、暗黒面(ダークサイド)に陥ってしまい、強大なダース・ベイダー卿と化す姿が描かれた。

4、5、6はここだけ観れば、スター・ウォーズそのものと言っても良い、核となるルーカスの最大のテーマが見事に描かれている。

ファンの強い要望を受けて続編が上映されることとなった、この7、8、9の3部作は、オビワンとアナキンの師弟関係、また、オビワンやヨーダとのルークの師弟関係同様に、ジェダイ(JEDI)の騎士の師弟関係がマスター・ルークとレイを通じて、描かれた。

8部の独創性が強いと言われた”最後のジェダイ”("The Last JEDI")のメインテーマは、マスター・ルークと、レイのフォースの特殊能力の継承と言っても過言ではなかった。

ルークはベン・ソロがカイロ・レンと化して祖父のアナキンのようにダークサイドに落ちたことを嘆いていたが、レイという存在が、再びルークを奮い立たせ天寿を全うし、さらにレイが最後の9作目で真のジェダイ="最後の希望"("The Last Hope")として成長していく姿が描かれる。

ルーカスの原作の本来のシナリオでの7〜9部作も興味深いが、このディズニー版の”The Rise of Skywalker”で描かれた中で最も良かった点は、「血筋だけではない」「"心"、"フォースの持ちよう"だ」というのがレイという血統の見えない孤児から伝わる点で、とかく肩書きや血統、お金や資産価値に現世は影響されがちでその存在になびく人が大半だが、レイはそれらと関係なく、清廉さを保って、立派なジェダイの騎士となっていく点で、ディジー・リドリーの名演も含めて、素晴らしかった。


◆StarWarsの各シリーズ◇


・1.原三部作=Original Trilogy:1977〜1983

エピソード4.新たなる希望(A New Hope):初演1977

5.帝国の逆襲(The Empire Strikes Back):1980

6.ジェダイの帰還(Return of The JEDI):1983


・2.前三部作=Prequel Trilogy:1999〜2005

エピソード1.ファントム・メナス(The Phantom Menace、幻影の脅威):1999

2.クローンの攻撃(Attack of the Clones):2002

3.シスの復讐(Revenge of the Sith):2005


・3.後三部作=Sequel Trilogy:2015〜2019

エピソード7.フォースの覚醒(The Force Awakens):2015

8.最後のジェダイ(The Last JEDI):2017

9.スカイウォーカーの夜明け(The Rise of Skywalker):2019



銀河系のサーガを彩るキャラクターでは、とかく、R2-D2が活躍しがちだったが、幾分うるさい翻訳ロボットC-3P0が今回の作品では、チューバッカと共にストーリー上も重要な役割を果たす。

今まで一番働いたR2-D2の代わりにBB-8と、新たなD-0という存在も、活躍した。


 

☆D-O(ディー・オー)

種別:ドロイド(ロボット)

特徴:画像保存や解析、表示も可能な動く、しゃべるロボット。

性格・性質:基本的に1輪車。BB-8よりも小さい。特に帝国軍側に在籍したため、ある情報を得ている。

ゆるPoint:小さくて機能的。メガホンのような頭部。一輪車なのがデジタルとアナログな仕様で可愛い。白と緑の配色は、SWシリーズでは珍しい。


”D-O”


 

また、ゆるキャラの観点では、イウォークとポーグもちょい役で出る点では、ファンはもう少し出て欲しいものの、出た事自体が良かったであろうし、大柄のチューイが再注目され、ポーやフィンと常に同行しているのが何とも嬉しい限りであるし、ハン・ソロの前のミレニアム・ファルコン号の先代船長ランドも再び登場する。

”チューバッカ”



”イウォーク”



”ポーグ”


少し残念といえば、大人気のマスター・ヨーダのフォース・ゴーストや、一部ファンに人気のベイビー・ヨーダを期待していると、それは出てこなかった点だ。ヨーダの活躍する姿は映画館では観客が声をあげるほど、大人気であったからだ。

ゆるキャラと相反するが、カイロ・レン率いるレン騎士団の悪そうな集団もスピンオフできそうな位、恐ろしく存在感がある。次回のスピンオフはルークやアナキンの師匠であった「オビワン・ケノービ」らしいが、可愛いベイビー・ヨーダ、ポーグやイウォークらが出てくるか?期待したい。エピソード3で余りに悪のロボット攻撃が過ぎた点から、4、5、6のようなレトロでトラディッショナルなキャラクターと戦闘シーンを後三部作(シークエル・トリロジー)では重視したようだ。

”The Knights of Ren”, do not see, if you don't wanna fall into the Darkside.

6ナイツ:アプレク、カード、クラク、トラッジェン、アシャー、ヴィクラル

The Knights of Ren were a mysterious order of Force-sensitive elite warriors that followed the dark side of the Force.

These six Knights, Ap'lek、 Cardo、Kuruk、Trudgen、 Ushar and Vicrul were all Force-sensitive warriors.


しかし、この9部作、42年に渡る超大作の最大のゆるキャラ、癒しの存在は、"レイ"だったのでは?と最後に思える。ガラクタ売り、女性、血筋の立派でない存在が、マスター・ルークと共に、最も世界にバランスをもたらし、この長期に渡る権力と、個の欲望に満ちた闘いを終結させる重要な役割を果たすのであるから。

2020年は東京五輪だが、レイのような新たなヒーロー、ヒロインが台頭し、東京の、そして日本での世界の夜明けは到来するか?

音楽家ジョン・ウィリアムス作曲の「スターウォーズのテーマ(Star Wars Main Title)」と「帝国のマーチ(Imperial March)」は幾多の名シーンの演出で活用されたが、ジョンは「ハリーポッター」「ジョーズ」「スーパーマン」「ジュラシックパーク」「インディージョーンズ」等の曲も作曲していて、フォースの後継者としてアメリカのバンド、TOTOにはそれを継承すべく息子が2名、在籍している。


"Star Wars Main Title”


"Imperial March”


さらに言うと、1984年のロサンゼルス五輪のテーマ音楽作曲で絶賛されて以降、アトランタ、ソルトレイク五輪でも作曲を担当し、アカデミー賞やグラミー賞などを多数受賞した。


"Olympic Theme Los Angeles 1984”


宇宙は"ビッグ・バン"から約138億年の歴史があり、地球に至っては46億年の歴史、また人類が類人猿からホモ・サピエンスとして分岐したのも約20万年前と言われている。

AIやロボットが発達しつつあり、いよいよ月旅行、スターウォーズの世界も徐々に現実味を帯びてきているが、元を辿れば人類も、類人猿からの分岐、一つであり、”One team”として我々のルーツは同一である。ジェダイか、シスかは過去ではなく、これからの"心の持ちよう"次第なのだ。

その点、レイは、マスター・ルークと共に、バランスをもたらせる、もっとも世界を、宇宙を癒す存在とも言えるであろう!


JEDI(ジェダイ)の騎士、”レイ”


ルークの搭乗した"X-Wing”も登場!



ゆる研ポイントは、星、3つです!(原則、1~3で評価)

☆☆☆(ただし、レイのフォースの力により、9つ=9部作にもなり得る!)

あなたなら、星はいくつ?


 

☆締めのゆる言(げん):「血筋だけではない!レイのように、あなたの"心の中"こそが、あなたのフォースを決める!」

レイの意味する事は、エピソード9を観なければ、分からないであろうが、この最終章が日本の令和(Rei+Wa)元年に上映され、バランス=和をもたらせるメタファーとなり得るのは偶然か、あるいは、必然か?


 

By ゆるResearcher:ゆるジェダイナイト

Links

Star Wars -The Rise of Skywalker


Star Wars 一行が日本に来日!


Star Wars を一気見!


※2019年12月より、公開中!


 

本件に関するお問い合わせは、インターアーツ mail@interarts.info まで